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誰でも分かる!パッシブトルクの原理をどこよりも詳しく解説

パッシブトルク打法#1

今回は巷で大流行している「パッシブトルク」について解説します。

とは言うものの、世間一般に言われているパッシブトルク打法は力学的に間違っていると言えます。

本当の「パッシブトルク」とはどういう力なのかを理解してください。

  • パッシブトルクの原理
  • パッシブトルクは必ず発生する
  • パッシブトルクには、プラスとマイナスの向きがある
  • 正しいフェースローテーションをすることで、プラスの向きのパッシブトルクが必ず発生する

 

パッシブトルクの正体とは?発生する原理は簡単

パッシブトルクとはどういう力か?

英語でPassive(パッシヴ)Torque(トルク)と表記します。

  • Passive:受動的な
  • Torque:回転する力

パッシブトルクとは、「勝手に回る力」と要約できます。

 

身体の動きに関係なく、ゴルフクラブが勝手に回る力が生まれることです。

言い方を変えると、

テニスラケットや野球のバットと異なり、ゴルフクラブはパッシブトルクが発生するように作られています。

パッシブトルクは特別なスイングから生まれるものではなく、どんなスイングをしても必ず発生する力です。

 

パッシブトルクとは、誰もが知っている「あの動き」

パッシブトルク1クルッと回転する力がパッシブトルク(勝手に回る力)

 

写真のようにヘッドを立てると、ゴルフクラブはクルッと回転します。

これがパッシブトルク(勝手に回る力)です。

ヘッドの重心がシャフト軸からズレている為に発生する力で、テニスラケットや野球のバットにパッシブトルクは存在しません。

パッシブトルクは、ゴルフクラブだけの特徴と言えます。

 

パッシブトルクは、必ず発生する

パッシブトルクは、どんなスイングをしても必ず発生する力です。

パッシブトルクを特別なスイングでのみ発生する特別な力だと勘違いしている人がいますが、それは間違いです。

プロゴルファーでも、初心者ゴルファーでも、ゴルフクラブを振ればパッシブトルクは必ず発生します。

パッシブトルクが必ず発生するように設計されているのがゴルフクラブです。

重心深度・重心角度が大きければ、発生するパッシブトルクも大きくなります。

 

パッシブトルクは、プラスの向きとマイナスの向きがある

パッシブトルク3フェースが閉じる向きがプラス

 

パッシブトルクには、回転の方向が存在します。

  • フェースが閉じる回転:プラスの方向
  • フェースが開く回転:マイナスの方向

ゴルフスイングは、パッシブトルクがプラスの向きに発生させる事が大切です。

初心者ゴルファーが万年スライスに悩んでいる原因は、常にマイナスの方向にパッシブトルクが発生するスイングをしているからです。

 

本当のパッシブトルクを解説

正しいフェースローテーションが重要

パッシブトルクをプラスの向きに発生させるためには、正しいフェースローテーションが重要になってきます。

フェースローテーションはゴルフスイングの基本中の基本です。

インパクトゾーンで正しいフェースローテーションをすることができれば、プラスの向きのパッシブトルクは自然に発生します。

ゴルフスイングの基本中の基本!フェースローテーションのメカニズム

 

初心者ゴルファーは常にマイナスの向き

パッシブトルク4マイナスの向きだと力が伝わらない

 

初心者ゴルファーや常にスライス回転のボールを打ってしまう人は、パッシブトルクがマイナスの向きに発生するスイングをしています。

飛球線方向に対してマイナスの向きに力が働きますので、インパクトでボールに当たり負けをして飛距離を大きくロスする結果になります。

  • トップでのシャフトクロス
  • ダウンスイングでフェースが被る
  • インパクトでフェースが開く

これらの症状は、全てパッシブトルクがマイナスの向きに発生してしまいます。

マイナスの向きに発生したパッシブトルクに抵抗するために、腕に余計な力を入れるクセの原因にもなります。

インパクトゾーンで正しくフェースローテーションが出来るスイングを身に付けることが先決です。

 

上級者ゴルファーはプラスの向き

パッシブトルク5ボールが捕まる感覚

 

上級者ゴルファーは、パッシブトルクをプラスの向きに発生させるスイングを身につけています。

つまりゴルフスイングの基本であるフェースローテーションが正しく出来ていると言えます。

腕に力を入れる必要もありません。

シャフトを寝かせたり、ヘッドを後方に倒したり、何か特別なスイングをする必要もありません。

正しいスイングをすれば、プラスの向きのパッシブトルクが自然に発生します。

ナチュラルなドローボールを打てるようになれば、パッシブトルクを利用出来ていると言えます。

 

世界のトッププロはプラスの向きを更に大きくしている

パッシブトルク6大きな力でボールを押せる

 

世界のトッププロは通常発生するプラスの向きのパッシブトルクを更に大きくするようなスイングをしています。

パッシブトルクを大きくする方法は、ヘッドスピードを上げること。

ヘッドスピードが上がれば、自然にパッシブトルクも大きくなります。

ただし、パッシブトルクが大きくなると、発生した力をコントロールするのが難しくなります。

タイミングが少しでも狂うとスライスやフックの原因になります。

トッププロがドライバーで悩んでいるのは、パッシブトルクが大きくなり過ぎてその力をコントロールするのに苦労しているからです。

一般のアマチュアゴルファーのスライス・フックとは原因が根本的に異なります。

 

パッシブトルクの原理は、初心者こそ知ってほしい

パッシブトルクにはプラスの向きとマイナスの向きがあること。

万年スライスを撲滅のために、初心者に必要不可欠な知識です。

スライスの根源的な原因は、パッシブトルクがマイナスの向きに発生していることです。

正しいフェースローテーションを身に付ければ、パッシブトルクがプラスの向きに発生する感覚が分かるようになります。

ゴルフスイングの基本中の基本!フェースローテーションのメカニズム

 

パッシブトルクに関する簡単な解説はここまでです。

ここから先は少し深掘りした内容を解説します。

 

パッシブトルクを大きくする方法

トルク(回転する力)は軸方向の力に比例する

パッシブトルク9シャフトを引っ張る力が大きいほどパッシブトルクも大きくなる

 

一般的にトルク(回転する力)は、回転軸方向に加わる力の大きさに比例します。

ゴルフクラブの場合、シャフト方向に大きな力が加わるとパッシブトルクは大きくなります。

つまり、パッシブトルクを大きくする方法は、シャフト方向に大きな力が加わるスイングをすることです。

 

ヘッドスピードを上げるとパッシブトルクは大きくなる

パッシブトルク10遠心力と同じ力でシャフトを引っ張る力が生まれる

 

パッシブトルクを大きくする簡単な方法はヘッドスピードを上げることです。

スイングをすると、ヘッドには遠心力が生まれます。

それと同時に、遠心力と反対方向にシャフトを引っ張る力が生まれます。

ヘッドスピードを上げると遠心力も大きくなり、シャフトを引っ張る力も大きくなります。

トルクの力学的特性として、引っ張る力が大きくなればトルク(パッシブトルク)も大きくなります。

 

肩の円運動で手首を加速させる

肩の円運動首の根っこを軸にした回転(円運動)

 

首の付け根を軸にした円運動が出来ると、ダウンスイングで手首を加速させ続ける動きが容易になります。

肩の円運動2ダウンスイングでは右半分だけを回転させる

 

ダウンスイングからフィニッシュの動きの中で、右半分だけを回転(右肩甲骨の外転)させます。

この動きがスムーズに行われると、ダウンスイングで肩がクルッと周り手首を加速させながらフィニッシュまでスイングできます。

肩の円運動3フィニッシュまで手首を加速させる

 

手首を加速させ続ける動きが、シャフトを引っ張り続けることになります。

意識してシャフトを引っ張ろうとしないように注意してください。

腕でシャフトを引っ張ろうとすると、腕が下半身を追い抜いてしまい手打ちスイングになります。

手首を加速させながら、手首を軸にした円運動をおこなうとスイングスピードは一気に上がります。

シャフトを引っ張り続ける事と、ヘッドスピードを上げる事は別々に考える必要は無く、1つの動きで両立させることができます。

【肩甲骨の使い方#3】肩をクルッと回転させる方法
【ダウンスイング後半の基本#1】ヘッドを走らせる方法
【フィニッシュの基本】正しいフィニッシュがゴルフスイングの基本

 

パッシブトルクに関する間違った認識

腕を真下に下ろす、シャフトを寝かせる意識は必要ない

一般的に解説されているパッシブトルク打法

  • 腕を真下に下ろす
  • 切り返しでシャフトを寝かせる
  • 重力(自由落下)を利用する

このような解説が目立ちます。

トップの位置でフェースを開いてスイングすると、確かに上記のようなスイングに見えますが、意識するポイントがそもそも間違えています。

腕を真下に下ろす動きや、シャフトを寝かせようとする動きは、無駄な動きを加える事になり スイングが乱れる原因になります。

 

重力(重力加速度)の影響はほとんどゼロ

パッシブトルク打法の解説のなかで、重力・自由落下・サイクロイド曲線など重力に関する記述もよく見られます。

ゴルフスイングの運動系のなかでは、重力(重力加速度)の影響はほとんどありません。

ゼロではありませんが、無視できるレベルの小さな力です。

パッシブトルクは、自然に発生する力であって、重力の影響を受けて発生する力ではありません。

 

パッシブトルク打法の解説では、とにかく下に下にの意識が強く、出来るだけシャフトを寝かせてスイングすることがパッシブトルク打法のように定義されていますが、下に動かす意識は捨ててもらって大丈夫です。

正しいフェースローテーションが出来れば、パッシブトルクは自然に発生します。

 

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