フィジカルトレーニング

地面反力を大きく使うスイングを身につけるコンテクスチュアルトレーニング

地面反力を大きく使う動きを身につけるコンテクスチュアルトレーニング

「地面反力を使いましょう!」

「地面反力」という言葉は、最近のゴルフスイング解説でちょっとした流行になっています。

地面反力を使うスイングとは、一言で言えば「下半身の動かし方」についての解説になるわけですが、初心者ゴルファーにはハードルが高い動きです。

【ゴルフスイングの基本動作を身につける為のコンテクスチュアルトレーニング】

今回は、地面反力を大きく使うスイングを身につける為のトレーニングメニューを紹介します。

 

コンテクスチュアルトレーニングで用意するもの

2リットルのペットボトル

2リットルのペットボトル

約2kgの重量が筋肉に与える刺激は、スイング中の負荷に近いので正しい動作を身につける手助けになります。

手ぶら・クラブを持った場合、腕や肘に余計な動きが入りやすくなるのでおすすめしません。

正しい動きが身についてから、手ぶら・クラブを持って練習してください。

 

地面反力を大きく使う動きを身につけるドリル

地面反力とは?

地面反力を大きく使う動きを身につけるコンテクスチュアルトレーニング⑧

地面反力とは、地面から押される力のことです(作用・反作用の法則)

立っているだけでも自分の体重と同じ力で地面反力は発生しています。

スイング中に地面を大きく蹴れば、地面反力も大きくなります。

「地面反力を使うスイング」とは、特別なスイングを指しているわけではなく、単純に「下半身を正しく使いましょう」という意味でとらえると理解しやすいと思います。

 

地面反力の使い方【初心者向け】

正しい切り返しの動きを身につける為のコンテクスチュアルトレーニング⑥

初心者ゴルファーは、まずヒップターンの動きを覚えること。

左足は、スイングの力を受け止める役割があります。

ヒップターンの動きがゴルフスイングにおける下半身の基本動作です。

 

地面反力を大きく使う動きを身につけるコンテクスチュアルトレーニング③

左足の前にペットボトルを置き、一気に持ち上げる動きをします。

注意する点は、ヒップターンの動きと肩の回転をしっかり入れること。

この動きを反復することで、インパクトからフィニッシュにかけてヒップターンの基本動作が身に付きます。

初心者は、まずヒップターンの動きを身につける

 

地面反力の使い方【中級者向け】

地面反力を大きく使う動きを身につけるコンテクスチュアルトレーニング①

ゴルフスイングに慣れてきた中級ゴルファーは、右足で地面を蹴る動きを身に付けます。

前回の解説【インパクトでボールを押し込む動き】と密接な関係があります。

 

地面反力を大きく使う動きを身につけるコンテクスチュアルトレーニング④

右足で地面を蹴る動きは、壁を押す動きに似ています。

上半身だけで壁を押すより、後ろ足で地面を蹴る動きをいれるとより強く壁を押すことができます。

この右足で地面を蹴る動きをゴルフスイングに取り入れることが中級ゴルファーの課題です。

 

地面反力を大きく使う動きを身につけるコンテクスチュアルトレーニング⑤

ペットボトルを両足の中間点において、一気に持ち上げます。

ヒップターン・肩の回転が正しくできていると、自然と右足で地面を蹴る動きができます。

インパクトからフィニッシュの動きは、瞬間的に力を出し切ることが大切です。

この動きを反復することで、ゴルフスイングの動きの中で右足で地面を蹴る動作を身に付けることができます。

中級者は、右足で地面を蹴る

 

地面反力の使い方【上級者向け】

地面反力を大きく使う動きを身につけるコンテクスチュアルトレーニング②

トップからの切り返しで左足のヒップターンを行いますが(下半身リード)、

切り返しを行う直前に「左足で地面を踏み込む」動きを入れます。

一般的に言われている「地面反力を使うスイング」は、この左足の蹴りを使う動きのことです。

この動きを入れることによって、簡単にヘッドスピードがあがります(飛距離アップします)。

大きく地面を踏み込むのではなく、瞬間的に小さく早く地面を踏み込む動きが正解です。

左足の筋肉の伸張反射を使う動きになります。

この動きは、上級者向けの応用編です。

「ヒップターン」・「右足で地面を蹴る動き」が出来ていないと、単に身体が上下に動く不安定なスイングになるだけなので注意してください。

 

地面反力を大きく使う動きを身につけるコンテクスチュアルトレーニング⑥

ペットボトルを両足の中間点に置きます。

トップからの切り返し直前に、左足で小さく早く地面を踏ん張る動きを入れます。

地面反力を大きく使う動きを身につけるコンテクスチュアルトレーニング⑦

ペットボトルを持ち上げる動きだけでは、スイングスピードが上がる感覚は分かりませんが、実際にクラブを持って素振りをすると違いが分かります。

上級者は、切り返しの瞬間に左足で地面を小さく踏み込む

 

素振りで地面反力を大きく使う動きを再現する

素振りでは、段階に応じて意識するポイントが異なります。

  • 初心者は、ヒップターンの動きを意識する
  • 中級者は、右足で地面を蹴る動きを意識する
  • 上級者は、左足で地面を踏ん張る動きを意識する

素振りの目的は、上半身と下半身の動きをうまく連動させることです。

瞬間的に力を出す動き(溜めた力を一気に出し切る動き)を身につけてください。

 

手ぶらで素振り

インパクトでボールを押し込む動きを身につけるコンテクスチュアルトレーニング④

まずは、クラブを持っていない状態で上半身と下半身の動きを連動させる練習をします。

上半身でボールを押し込む動きをしつつ、下半身の動きを取り入れます。

「ヒップターン」「右足で地面を蹴る」「左足で踏み込む」それぞれの動きと上半身の動きがうまく連動するように反復練習をしてください。

 

クラブを持って素振り

最後に、実際にクラブを持って動きを再現します。

地面反力を大きく使う動きを身につけるコンテクスチュアルトレーニング①

ゴルフクラブを持つことで、大きな遠心力が生まれます。

初心者・中級者・上級者ともに、慣れないうちは遠心力によってスイングが乱れる(バランスを崩す)ことと思います。

素振りで安定したスイングができないと、実際にボールを打つこともできません。

バランスを崩さずに素振りができるようになるまで、反復練習をすることをお勧めします。

遠心力に負けず、力を一気に出し切るスイングを身につける

 

地面反力についての間違った認識

単なるスクワットでは無い

地面反力を大きく使う動きを身につけるコンテクスチュアルトレーニング⑨

地面反力を大きく使うスイングのことを「切り返しでスクワット」「切り返しで沈み込む」動きと解釈している人がいますが、これは大きな間違いです。

下半身の動きは、単なる「スクワット」とは似て非なる動きです。

本記事で解説してきたように、右足と左足にはそれぞれ異なる役割があります。

スクワットのように「両足でしゃがんで」「両足で伸びる」動きはゴルフスイングとはかけ離れた動きなので注意してください。

右足・左足の役割を正しく理解する

 

初心者は意識しない方が良い

初心者ゴルファーが「切り返しで沈み込み」「インパクトで伸び上がる」動きを意識してしまうと、身体が上下に動く不安定なスイングになってしまいます。

特にインパクトで伸び上がる動きは、手打ちスイングになってしまう恐れがあります。

プロゴルファーの見た目の動きに惑わされず、下半身の正しい動きを身につけてください。

初心者は、ヒップターンの動きから身につける

 

地面反力を大きく使うスイング まとめ

インパクトでボールを押し込む動きを身につけるコンテクスチュアルトレーニング⑤

地面反力を大きく使うスイングとは、下半身の動きを正しく身につけることです。

  • 左足でヒップターン
  • 右足で地面を蹴る
  • 切り返しで左足を踏み込む

レベルに応じて意識するポイントは異なりますが、大切なことは上半身の動きと連動させることです。

上半身と下半身の動きを連動させながら、溜めた力を一気に出し切る動きがゴルフスイングです。

上半身と下半身の連動

貯めた力を一気に出し切る

 

コンテクスチュアルトレーニングの参考書籍

コンテクスチュアルトレーニングは、まだ日本では馴染みの薄いトレーニングメニューです。

本記事は、下記の書籍をもとにしてゴルフスイングに特化したメニューを私自身が考案したものです。

内容が難しいので、一般のアマチュアゴルファーにはお勧めしません。

指導者の方には是非とも読んで欲しい1冊です。

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